新長田駅近くのAGA外来、福井クリニックです。今回はAGA診療において今までの実績からもっとも重要だと思われる経過記録についてです。AGAについて、正しい診療を行うために、過去３回行われたAGAエキスパートミーティングに参加して、最新の医学知識を仕入れることは、AGA治療を専門的に行う当院にとって大変重要なことでした。全国から集まったAGA治療の専門家や大学でAGAのメカニズムを研究している医師の情報交換の場でした。残念ながら現在ではそのようなミーティングは行われていません。当時、AGA治療薬の先駆けとなった万有製薬のプロペシアは、爆発的に処方され、多くのAGA患者を救いました。診療スタイルは試行錯誤でしたが、当院では頭頂部の画像を追いかける方法で、患者の状態をフォローアップし続けています。
撮影に用いたデジカメは次々に寿命となり、現在ではiPhoneによる撮影を行っています。今までの診療で得た画像は全て保存されており、診療日と時間でマークされています。つまり、電子カルテで患者の受診記録を見れば、画像を引き出せるような仕組みです。ですから、当院の患者さんは薬剤の効果について客観的に確認することが可能です。効果が芳しくない場合には、デュタステリドをお勧めしたり、使用法についてのアドバイスも行います。きちんとした診療記録がなければ、せっかく高額な治療を受けても効果について現実的な評価が下せません。患者さんには多少時間を取らせますが、診察室で経過を記録することに御協力をお願いしています。それは医師にとっても、患者にとっても非常に有益なことで、費用対効果を最大に高めることができるのです。
経過記録に必要なこと、それは来院した患者さんを僕が診察して、デジタル撮影データを記録することです。こんな簡単なことを実践していない医療機関も多いと聞きます。ぜひ、みなさんに確かなAGA診療を経験して欲しいと願っています。
神戸市長田区神楽町６−９−１０ 福井クリニック
