EDとは?
EDとは「Erectile Dysfunction(エレクタイル・ディスファンクション)」の略で、「勃起不全」あるいは「勃起障害」を意味します。勃起しない状態や、勃起状態が維持できないため満足に性行為が行えない状態を指します。
勃起の仕組み
勃起とは陰茎海綿体に大量の血液が流れ込むことで陰茎が膨張し、固くなる状態のことです。陰茎海綿体は毛細血管が集まってできたスポンジ状の組織で、流れ込んだ血液を陰茎海綿体が吸い込むことで勃起が生じます。逆に、陰茎海綿体から血液が流出すると陰茎の膨張がなくなり勃起が収まります。
勃起には、主に視覚や聴覚などにより脳が性的に刺激されることで生じる勃起と、触覚など体への直接刺激による勃起があります。いずれも最終的には陰茎への神経末端から神経伝達物質がリリースされて生じるものです。ED治療薬はこの段階に作用します。
こんなことでお悩みではありませんか?
- 勃起までに時間がかかる
- 勃起の持続時間が短い
- 勃起するが、中折れしてしまう
- 性行為の満足度が低い
- 時々、勃起しないことがある
EDの原因
EDが起こる原因は様々で、ストレスや緊張などによる「心因性ED」、血管や神経の障害などによる「器質性ED」、薬剤による「薬剤性ED」、そして心因性、器質性の要素が合わさった「混合性ED」などの種類があります。
心因性ED
体の機能そのものには問題はないが、ストレス、緊張、性行為の失敗体験など精神的な要因から起こるEDです。現代はストレス社会ですから、比較的若年者のEDも増加傾向にあり、主に30~40歳代の方に多くみられ、原因は患者様によって様々です。
器質性ED
体に何らかの原因があって物理的に勃起が障害されるものです。糖尿病、高血症、脂質異常症などメタボリック症候群に関連した疾患、また前立腺疾患、男性ホルモン分泌の低下なども原因になります。さらに、これらの原因がなくても、飲酒、喫煙、長期のセックスレスなどによっても勃起障害は起こります。
薬剤性ED
抗うつ薬、高血圧治療薬、睡眠薬などの薬剤によってもEDは生じることがあります。ただ、薬剤が原因であるかどうかの判断は、素人判断せずに、医師にご相談されることをお勧めします。処方薬の自己判断による中断は予期せぬ事態を引き起こすことがあります。
混合性ED
心因性EDと器質性EDが複合しているEDです。心因性、器質性だけが原因でEDが起こることは少なく、両方の要素が合わさった混合性によるものが多いと考えられております。
EDと喫煙の関係について
あまり知られていませんが、喫煙習慣はEDの原因です。また喫煙はがんや心臓血管障害、肺疾患、免疫異常など、自分や周りの人たちにたいへん大きな健康被害をもたらします。神戸市長田区の福井クリニックでは専門的な禁煙外来を保険診療で行っておりますので、ぜひこの機会に禁煙にも挑戦してください。
ED治療について
「心因性ED」や「器質性ED」の方は、ED治療薬を服用することで一定の効果が得られます。また「薬剤性ED」の可能性がある場合も、自己判断せず、まずかかりつけの主治医と相談の上対処することが大事です。
ところで、あなたはED外来の診療技術はどこでも同じだろうと思ってはいませんか? どんな医療でも医師の技量は大きく患者さんの治療に影響します。これは当たり前のことです。医師の技量はその資質や才能と学問の積み重ね、深い思考や多くの経験に裏打ちされます。使う薬剤は数種類に制限されますが、カウセリングを含めた医療技術は大きな差があります。当クリニックではED治療薬として、「バイアグラ」「レビトラ」「シアリス」の3種類をご用意しております。それらを患者様のニーズ、生活習慣、薬歴、持病などと照らし合わせて、最も適切なお薬の種類と用量を選択しております。しかも画一的ではない、患者様お一人おひとりに合わせた「オーダーメイドな治療」を心がけております。ここですべての技術的な解説をすることは不可能ですが、今まで間違った医療機関の選択をされた方も、当院でやり直すことはできます。ED治療のお薬のご相談は神戸・長田区の当院までお越しください。
ED治療は若い方にもご年配の方にも効果が期待できます
EDを放置すると、最悪の場合、まったく勃起しない状態になることもあります。それにより、今後の性生活を放棄することにもなりかねません。ED治療は、「中折れ」「途中で十分な勃起力が得られなくなる」程度の状態で治療を受けて頂けると、一番スムーズに効果が得られやすいと言うことができます。
まったく勃起しない状態になると、ED治療薬だけでは治療が難しくなり、男性ホルモンの投与も検討しなければいけなくなる場合があります。ですので、お悩みになったらすぐに治療を受けられるようにしてください。ED治療は若い方にもご年配の方にも効果が期待でき、副作用の少ないお薬で安全に行うことができます。ご不明な方は神戸・長田区の当院までご来院下さい。